今回も、記事をお読みいただき、
ありがとうございます。
こちらの記事では、
【目が乾いて痛い人のセルフケア方法】
について、お伝えしていきます。
実際に、目が乾いて辛い方の多くは、
市販や薬局で目薬を買って、
使われている方が多いと思います。
それでも
「頻繁に目薬を刺さないとどうしようもない」
「目が痛くて、コンタクトをつけられない」
「目薬を刺した時に、すごく沁みる」
このような状態の人には、
参考になるかと思いますので、
ぜひ最後までお読みいただけたらと思います。
目が乾いて痛い人の状態
まず、このような状態を
当院では、
「血管性眼精疲労」と位置付けています。
眼精疲労には、大きく分けると
1)筋性眼精疲労
目の周りや、眼球を動かす筋肉が固まることで起きる眼精疲労
2)血管性眼精疲労
涙の分泌-貯留-排泄ルートに問題があることによって起きるドライアイ症状
3)神経性眼精疲労
視神経が牽引されることで生じる目の奥の耐え難い痛み
この3つになりますが、
「目が乾いて痛い」という方は、
2の血管性眼精疲労にあたります。
血管性眼精疲労の状態では、
「涙」が
・分泌できているか?
・目の表面に貯留できているか?
・排泄できているか?
これらが評価していくポイントになります。
涙が分泌できていないパターン
みなさんは、目をぎゅーっと
閉じた時に、涙がジワっと目全体を覆うでしょうか?
もし、それがない場合、
涙が適正量分泌できていない可能性があります。
涙の構成要素としては、
1.タンパク質層
最も深層にあり、涙にトロミをつけて、貯留しやすくする
2.水層
中間の層にあり、イメージ通り、目を潤すための層
3.油層
最も表層にあり、水層を蒸発させないために、油で閉じるイメージ。
*水と油は弾くので、油があることで、蒸発しにくくなる。¥
多いケースとしては、
・純粋な水の摂取量が少ない
・または、それが長期化して、涙腺が詰まっている
これらになります。
そのため、まず必要なアクションプランとしては、
「純粋な水の量を増やす」ということです。
涙が貯留できないパターン
こちらのパターンでは、
「よく涙が流れてしまう」
ということが当てはまる方です。
全体で言うと少ないパターンではありますが、
少なからずいらっしゃるかと思います。
このパターンでは、
涙を貯留する成分である
「タンパク質が上手く作れていない」
と言うことが原因になります。
タンパク質は、
身体の細胞を構成する成分ですので、
全体量が少なくなってしまうと、
まず生命維持に必要な内臓の細胞や神経の細胞、
脳の細胞といった重要なところに
タンパク質が使われてしまい、
涙まで回すことができなくなっている状態です。
そのため、必要なアクションプランとしては、
・タンパク質の総摂取量を増やす
・長期化している場合、涙腺をほぐすために、ホットタオルなどで温める
このようなことが必要になっていきます。
涙が排泄できないパターン
こちらのパターンでは、
「めやにが溜まりやすい」
と言うことが当てはまる方です。
めやにが溜まると言うことは、
涙が排泄される涙管と言う場所(目から鼻に流れるルート)
が、詰まってしまっています。
そのため、対策としては、
・目をホットタオルなどで温めて、涙管をほぐす
・水の量を増やす
・摂っている油の質を見直す
このようなことが必要になってきます。
いかがでしたでしょうか?
「目の表面が乾いて痛い」といっても
一概に原因は一緒ではありません。
自身の状態と照らし合わせて、
何が必要なのか?
考えるきっかけになれば幸いです。
もし自分がどのパターンか分からない方は、
私たち専門スタッフにお任せください。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。