今回のこの記事では、
『筋トレすれば痛みは取れるのか』
という内容についてお伝えしていこうと思います。
あなたは、ある時から膝が痛み始めました。
最初は我慢していたのですが、
だんだん痛みが強くなり、気がつけば、足はびっこを引くように歩いています。
流石にまずいと見かねて、あなたは病院に行き、レントゲンを取りました。
そこでレントゲンを見ると、
軟骨がすり減っています。
お医者さんはあなたに言います。
「軟骨がすり減っていますね。筋肉をつけないといけませんね。」
そのように伝えられ、簡単な運動が記載されているプリントを1枚もらって
あなたは帰宅しました。
あなたは言われたように、一生懸命プリントに書かれた運動を行います。
さて、ここまでの流れで痛みはどうなるでしょうか。
私たちがこれまで見させて頂いた経験を踏まえると、
これで痛みが改善するケースは症状が軽症でない限り難しいです。
多くの方は筋トレをしているだけでは痛みは改善しません。
なぜ筋トレだけでは改善しないのでしょうか?
▼筋トレでは負担が減らない⁉︎
筋トレが全くムダであるというわけではありません。
筋肉をつけることは軟骨の摩耗を防ぐためには必要なことでありますし、
やって損はありません。
しかしそれだけでは不十分だということです。
考えてみてほしいのですが、
あなたは常に2Lのペットボトルを腕で抱えているとします。
「これをずっと持っていてください。」
と言われたとしたらどうでしょうか。
最初は2Lくらい平気だよと余裕があるかもしれませんが、
時間が経過していくうちに段々と辛くなってくるのではないでしょうか。
軽いような負担だったとしても持続して負担がかかれば、
体への負担は増していきますよね。
これが膝でも起こっていると考えてほしいのです。
姿勢が歪んだり、筋肉が固くなると、
通常より膝周囲を支えることに負担がかかります。
これが継続した負担になるとやはり痛みにつながります。
ここに対して筋トレをしたところで、
歪みや硬さが取れていないと、
負担に耐えられる時間が多少伸びただけにすぎません。
これが筋トレだけでは不十分であると考えられる理由です。
なんとなくイメージできたでしょうか。
以上から大切なのは、歪みや硬さを取ってから筋肉をつけていくことになります。
この順番を間違えてしまうと、
良くなる膝もなかなか良くならないということを招いてしまうので、
順番には注意してくださいね。
では今回の内容は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。