日常生活で痛みが良い日々が続いていることは辛いですよね。
椅子から立ち上がる時、歩き出す時、しゃがむ時など
動作をする度に痛みを感じ、
旅行などの遠出も制限される生活を送っている。
このような生活はあなたが思っている望ましい人生ではないと思います。
そこから脱却する術として、整体や病院での手術があると思うのですが、
どのような人は手術をするべきで、
どのような人が手術をすべきではないのでしょうか。
整体の範囲で改善ができるのであれば、
手術をせずにいけると良いと思っています。
手術をすることは、入院やリハビリ期間で仕事を休まなければならなかったり、
金銭的な負担ももちろんかかりますからね。
そのため、この記事では、
これまでの臨床での経験も通して、手術をするべき人の特徴を挙げていきたいと思います。
逆に今回の特徴に当てはまらない人は、整体などでの改善を検討できると良いと思います。
ぜひ手術するかどうか悩んでいる方は続きをお読みください。
▼手術をするべき人
手術をするべき人はどんな人なのか。
その特徴として
①膝の変形が重度で痛みを伴っている
②膝だけでなく他の関節にも痛みが生じてきている
上記の特徴になります。
一つずつ解説していきますね。
①膝の変形が重度で痛みを伴っている
まず一つ目の、膝の変形が重度であると、何が不都合なのかというと、
変形の影響で足の長さに差が出てきてしまうことや炎症が長引いているということです。
変形が強い方は、足の長さが短くなると思います。
そうなると、それに対応するように骨盤や脊柱などの他の関節で代償しようとするため、
他への影響も生じてきてしまいます。
膝を手術したことで、膝の痛みは軽減しても、代償した他の組織への負担が残り、他の症状を引き起こしてしまうことがあります。
また、変形が重度であることは、いきなり始まったわけではないと思います。
徐々に変形が進んだ結果、重度の変形になります。
その間も常に炎症があった場合は、体は慢性炎症となり、炎症の改善が図りづらくなってしまいます。
ただ、変形が重度だったとしても痛みが伴わない方もいらっしゃいます。
その時は、見た目などは気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、
変形していく中で、それで体がバランスをとっているので、そのまま経過を追っていても良いと思います。
②膝だけでなく他の関節にも痛みが生じてきている
これは、代償がすでに破綻していることを示しています。
私たちの体は機能が低下している箇所に関しては、他で代償してカバーしようとしますが、カバーするにも限度があります。
そもそも、膝を痛めている場合は、多くの方は脊柱や股関節の動きが低下しています。
これは、発達学や解剖学の観点からして、避けられません。
そのため、施術をする時は膝だけでなく、脊柱や股関節も確認していくのですが、
上記の動きも破綻して痛みが生じている場合は、代償が効かないので、
膝への負担は増加の一途を辿る可能性が高くなってしまいます。
そのため、変形が強く、組織の損傷が強くなる前に手術をするということが選択肢の一つに挙げられます。
以上が手術を選択するべき人の特徴になります。
逆に、変形の程度がまだ軽度であったり、他の関節には痛みがない状態である方は、
整体などの徒手の範囲で改善が十分可能であることが考えられます。
自分では判断が難しいところもあると思うので、
その際は、ご相談してください。
最後までお読みいただきありがとうございました。