膝が腫れてくると、膝に水が溜まってくることがありますよね。
しかし、初めてのことであると、この水が溜まってしまっている現状が、
どれくらいのものなのか判断が分かりませんよね。
すぐに抜いた方が良いのか、それとも様子を見た方が良いのか。
迷ってしまうと思います。
そんな時に、自分でどのように判断すれば良いのでしょうか。
実は、自分で簡単にできる方法があります。
ぜひ、やり方を確認してもらって、自分でも試してみると良いと思います。
今回の方法を実践して、水が溜まっている場合は、
すぐに整形外科に行って水を抜きに行くと良いと思います。
水が溜まってしまうと、関節の動きも悪くなるし、炎症の軽減が遅れることもあります。
早く判断していくためにも、今回の内容を参考にしていただけたらと思います。
▼膝の水のセルフチェック方法
ではやり方を説明します。
まずは、膝を伸ばして床に座ります。(長座位の姿勢)
そして、片方の手で、膝の少し上を掴み、膝のお皿の骨の方向に向かって軽くおります。
次に、もう片方の手でお皿の骨を軽く押します。
この時に、もし水が溜まっていれば、
あなたは、膝の中に何かあるような感覚や、お皿の骨が浮くような感じを感じることがあると思います。
これが簡単にできるセルフでのチェック方法になります。
先ほどからお伝えしている、水が溜まると言っている、水の正体は
関節液なのですが、
関節液は、通常は1~3ml程度なのですが、膝に水が溜まる状態となると、
多い人であると、30ml程度まで増えてしまうことがあります。
関節液は関節の周りを司っている滑膜によって量を調整しているのですが、
炎症が強く起きてしまっていると、関節液を作り出す量と、回収していく量のバランスが崩れていってしまいます。
その際は、注射で水を抜いてしまってバランスを整えることも一つの方法です。
「膝の水を抜くのは、クセになってしまうから嫌だなぁ。」
と考える方も中にはいらっしゃいますが、決してクセになるということはありません。
水を抜いてもまた水が溜まってしまうということは、
それだけまだその組織に炎症が起こっているという証拠です。
そのため、クセになるから避けるのではなく、水を抜いた上で、早く炎症が引けるように、血流を良くしていく工夫をしていくことが大切になります。
水が溜まっているというのも体からの大切な一つのサインになります。
体のサインを受け取って正しく対処していきましょうね。
最後までお読みいただきありがとうございました。