あなたは、膝を痛めてしまった時に、
膝の周囲に湿布をしたり、注射をして水を抜くと言うような話を、
聞いたり、自身で体験したことがあるかもしれません。
その処置をして、すぐに痛みが減ることもあれば、
痛みが一時的に引いても再発してしまう。
それどころか痛みがなかなか引いていかない。
なんていうことがあるかもしれません。
ずっと痛みに悩まされる生活は辛いですよね。
なぜこのようなことが起こってしまうのでしょうか。
実は、膝を痛めている人は、
必ずしも膝に原因があるわけではありません。
むしろ臨床をみていると、膝に原因がないことの方が多いです。
この事実を知っていないと、
あなたは膝にばかり目がいってしまい一向に、
症状の改善に結びつかないことが起こり得ます。
このようなことにならないためにも
先ほどお伝えした、膝に原因がないことがある。
ということを深めていきたいと思います。
どこに原因があるのでしょうか?
▼膝を痛める人達をみて分かったこと
普段の臨床で膝に痛みを抱えている人達をみて、
分かったことがあります。
それは、ある関節の動きが固くなっているということです。
この関節の動きが阻害されてしまっていることで、膝への負担が増しています。
そしてこの関節の痛みで来院される方は、逆に膝周囲の筋肉や靭帯の硬さを呈している方も多くいらっしゃいます。
つまり、この関節と膝関節は機能障害を同時に起こしやすい関節であるということです。
その関節はどこなのかと言うと、、
”股関節”
になります。
膝を痛めている人は、股関節の動きに制限がある方が多くいます。
股関節は球関節といって、関節の動きをいろんな方向に動かすことができる関節になります。
そのおかげで、バランスを取ることができ、膝にかかる圧力も分散させることができます。
そんな股関節の動きが制限されてしまうと、体としては膝で動きを代償することになります。
そのように股関節の分の負担を膝が受けているといずれ膝が悲鳴を上げてしまいます。
他にも、股関節周囲に付着する筋肉は膝周囲まで付着している筋肉も多くあります。
そのことからも、股関節周囲の筋肉が固くなることは、膝周囲の筋肉も固くしてしまい、正常な働きを阻害してしまうことに繋がります。
以上のことから、
膝に痛みがある人は、股関節の動きも確認してみることをオススメします。
膝の痛みがある人は、早く痛みのない生活を送れるように参考にしてみてください。
最後までお読み頂きありがとうございました。