【頭位めまい症のためのエプリー法】
についてお伝えしていきます。
※めまいには様々な種類がありますので、
詳しくは担当セラピストにご相談ください。
そもそも頭位めまい症というのは、
垂直水平を感知する前庭にある耳石という石が、
回転を感知する三半規管に、入り込んでしまうことで、
実際には、体は回転していないにも関わらず、
視界がぐるぐる回るめまいが起きるものです。
多くの場合は、
寝転んだり、起き上がったりした時に、
耳石が三半規管を刺激して、
回転性のめまいが生じます。
ただ、安心していただきたいのは、
脳に重大な損傷が起きて出ているようなめまいでは無いということです。
ですので、
一般的には、
『良性発作性頭位めまい』
と呼ばれます。
ここまでで、
耳石が本来の位置(前庭)から、
違う場所(三半規管)に入り込んでしまうことが原因だと
お伝えしていきました。
今からお伝えするエプリー法では、
三半規管の解剖学に基づいて、
どのような方向に動かせば、
耳石が、本来の位置(前庭)に戻っていくのか?
解剖学的に考案されたセルフケアです。
▼エプリー法の手順
①寝転んだ状態で始めます。
②右耳の場合、右に45度首を傾けます。
③次に、左に45度首を傾けます。
④首と体と一緒に左に90度傾け、横向きになります
⑤首と体の位置関係を保ったまま、起き上がり座ります。
この動きによって、
耳石が少しずつ動き、
本来の位置に戻っていきます。
※どちらの位置かわからない場合は、
左右試してみてください。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。